立ち上がれ!ガンダ〇!
どうも、こんにちはNovi Blogです。
今日はWeb広告ひとり談議第四弾です。
第三弾の続きWeb広告(インターネット広告)の歴史について書いていきたいと思います。
特にアドネットワークからDSPの話をしていきますのでご一読お願いします。
過去記事はこちら
前回のおさらい
前回までのお話しは覚えているかな?
弱小サイトを取りまとめたのが、アドネットワーク。
自社商品と親和性が高い人に向けて広告配信することを可能にしているのが、Cookie。
素晴らしい!それじゃ、今日はさらにアドネットワークの進化とターゲティング広告の誕生について説明していくよ。
アドネットワーク乱立しすぎワロタ
アドネットワーク乱立しすぎワロタというのは広告代理店であったり、自社で広告運用を行なっている担当者の感想です。図示すると以下のような感じ。
*例としてはアドネットワークは3つですが、あくまでも例です。現場はもっと多くのアドネットワークで運用していたりもするとかしないとか。
アドネットワークを提供しているサービス毎に配信するための管理画面が異なっていて、もちろんレポートフォーマットもそれぞれお異なる状況が続きました。なんてったって、サイトと一口に言っても大小50万以上ものサイトが乱立していましたから。
うわぁ、、、Web担当者、本当に涙目だね。パパもこれやってたの?
そうだよ。若かりし頃は。でもね、この苦労って社内ではあまり理解してもらえないんだよ。レポートを整えたり、配信設定の変更だったりすごく大変だった。まぁ、一番大変だったのはバナー入稿管理だけどね!複数バナー用意してテストしようってなった時は本当に、、、もう思い出したくないよ。
このように複数のアドネットワークを使っていると、配信設定の変更やバナーの複数パターンテストを行うにしても、いちいちそれぞれのアドネットワークの管理画面上で変更しなければなりませんでした。
一元管理したい、そして、広告効率をもっと上げていきたい、、、
という今にもダムが決壊しそうな時に登場したのが、ターゲティング広告であり、DSPと呼ばれる配信システムです。
DSPの機能について
DSP?なにそれ聞いたことないし、すんごくここから難しくなりそう。
大丈夫!アルファベットに騙されないで。
DSPというのはDemand Side Platformの略です。(応用編部分で詳細をお伝えいたしますが、難しければ名前と機能だけ覚えてください)
簡単に言うと、以下の機能を持ったツールのことです。
- 【管理】アドネットワークを一元管理
- 【ターゲティング】属性に合わせた広告配信が可能
アドネットワークを一元管理
DSPは異なるアドネットワークを一元管理することが可能になっています。
図にするとこんな感じ。今まで人の手で管理していたのを自動化し、作業効率を上げてくれています。
わぁ、これなら運用が楽だね!
属性に合わせた広告配信が可能
あ!これはあれでしょ?Cookieを使ったやつ。
そうだね。Cookieデータを活用してサイトに訪れた人の嗜好に合わせて広告配信が可能になったんだ。
つまり、Web、インターネット上の広告配信は「サイトの枠」から「訪れる人」にシフトしたことになります。
サイトの属性が重要なのではなく、訪れる人の趣味嗜好によって、広告を出し分けることが可能になったのです。
例えば最初にどのような人に配信するかを定めます。
項目としては
「年代」
「性別」
「趣味・嗜好」
「居住地」など、結構細かく設定して配信することが可能なのです。
つまり、
同じサイトを訪れても、薄毛に悩む男性であれば育毛系の広告を出して、コスメに興味感心の高い女性であれば化粧品の広告をだすことが可能です。
パパ!質問です。DSPやらターゲティングで特定の人に広告配信が可能になったのはわかったんだけど、それだと、効率化されすぎて広告代理店は売上が減っちゃうんじゃない???今までは150万円で効果出せてたのに、ここまで効率化されたら80万円で良いねってことになりかねない気がする。
君は天才ですか?現場を意識したとても良い質問だね。そうなんだよ。効率化させすぎるとアプローチ出来る母数が減る。そうなると売上が減っちゃうよね。そのためにDSPを提供している会社は最低出稿単価を設けていることが多いよ。
なるほど。100万円以下ならやらないよってスタンスを示してるんだね。
DSP応用編 DSPの仕組みを理解しよう
ここからは少しだけ難しくなります。でも広告運用をする上では必要ない知識ですので、読み飛ばしていただいて構いません。
DSPの仕組みを理解する上で欠かせない単語は3つです。単語だけでも覚えて帰ってください。
- DSP
- SSP
- RTB
DSPとは
ツールの総称でもありますが、意味はDemand Side Platformと呼ばれています。イメージとしてはたくさんの出稿主が集まってい場所と考えてください。
SSPとは
SSPはSuply Side Platformの略です。イメージとしては、たくさんの媒体が集まっている場所と考えてください。
RTBとは
RTBはReal Time Biddingの略です。Biddingというのは「入札」という意味です。
DSPとは改めて
つまりDSPの広告配信の仕組みを図示化すると以下のような感じになります。
毎回毎回、入札が行われているというわけです。
DSPは更に進化する
え?DSPだけでも十分お腹いっぱいなのに、また更に進化するの???
そうだよ。インターネット広告の進化はまだ終わらないんだ。
進化の軌跡を時系列に並べていくと以下のようになります。
純広告 → アドネットワーク → DSP → DMP
D...DMP???もう嫌だ。おやつ食べたい。
そうだよね。そろそろ疲れてきたよね。おやつ食べてお昼寝しよう。DMPについては次説明するね。
最後に...
いかがでしたでしょうか?たかだか10数年足らずでここまで進化しているインターネット広告。
なぜここまで急速なテクノロジーの進化が可能になったかと言えば2011年に起きたリーマンショックが原因と言われています。
リーマンショックにより金融系に勤めていた技術者が職を失う事態になり、その技術者たちが広告業界へ転職。
奇しくも広告業界のアドテクノロジーを急速に促進したと言われています。
パパも当時就活生で大変だったよね。
君はまだ産まれてないでしょ!大変とゆうか、、、お父ちゃんはね、、、卒業単位取るのに必死すぎて就活の苦労はしてないんだよ。あえてね、あえて。あえて学業に専念した感じ。
ふぅーん、、、へぇー。。。それで新卒で苦労したんだね。
なんでその話知ってるの!?
新卒での苦労話はまた別の機会に記事に出来ればと思います。
今就活している皆さん!!!軽い気持ちでベンチャーの耳心地良い言葉に騙されないようにね!!!
ご一読ありがとうございました。
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