どうも、こんにちはNovi Blogです。
今日はタイトルの通り中国のインターネット事情について記事にしていきたいと思います。
そして最も伝えたいこと。それは中国人ブロガーと日本のブロガーでは全く違う生態系が構築されています。
急にインバウンド担当になっちゃったとか、中国って今どんな感じなの?って人向けに簡単に書いていきたいと思います。
ワンピースみたいな書き方が散見されたけど、振り切れてないぞ!もっと、メ〇カリのあの記事みたいn...
いいの!!!伝われば!!!
これを機に中国の勢いや、アメリカン・ドリームならぬ、チャイナドリームの宝庫なんですよってことが伝わればなぁーと思います。
GAFAってご存知ですか?
ところで皆さん、GAFAってご存知ですか?
Google,Apple,Facebook,Amazonのそれぞれの頭文字を取ってGAFAと呼んでいます。
現在のインターネット業界を牛耳る4皇と呼ばれる方々です。えぇ、全ての企業が4兆円以上の売上規模を誇っています。
もちろん!中国版GAFAってのもあるんですよ。
それがBAT。
Baidu,Alibaba,Tencent
この3つの企業の頭文字を取ったのが、現在の中国のインターネット業界を牛耳る3皇です。
中国の3皇 BAT
では、それぞれがどんな企業なのか簡単にご紹介していきましょう。
Baidu
Baiduは中国の最大手の検索エンジンです。中国版のGoogleだと思ってください。
ただ、最近の中国の人たちってあまり検索エンジンを使わない。。。使わないとはいえ、日本の人口の10倍ですからね。絶対数で言えば日本なんかより断然利用者は多いです。
アプリやSNS、ブロガーから情報を得ているので、検索エンジンの利用に関して最近少し心配されているBaidu。今は人工知能分野に注力をしているとのことです。人口知能分野の会社を買収、投資を積極的に行なっています。いやはや、事業転換のスピード感も本当に凄いです。
Alibaba
みなさん、ソフトバンク孫さんと仲の良い、ジャック・マーさんが退任されたのは記憶に新しいと思います。
AlibabaはT-mall(天猫)と呼ばれるECプラットフォーム、中国のAmazonであり、Alipayという決済サービスの提供会社でもあります。
Alipayってなんぞやって感じですか?かいつまんで言うと、最近話題になったPayPayみたいなもんです。というか、PayPayのプロモーションは基本的にAlipayのプロモーションを参考にしていると考えても良いかもしれません。
Tencent
Tencentと言えば、Wechat。中国版LINEだと思ってください。メッセージアプリを提供しています。
それとAlibabaと同じくWechat Payと呼ばれる決済サービスを提供しています。まぁ、LinePayみたいなもんですね。
AlipayとWechatPayは競合関係です。
ちなみに、、、世界のゲーム業界ランキングでは堂々の1位に輝く企業でもあります。
現金を使わない中国
Alipay、WechatPay。これらはPayPayと同じくQRコード決済なのですが、ほとんどの中国人がどちらか、あるいは両方を使っています。ほとんど、現金は使いません。
なぜここまで普及したのか。
それは
- 中国は昔、偽札が多かった
- 技術の階段飛ばしが起こった。
の2つが主な要因って言われています。
偽札が多いので、決済の仕組みとしてQRコード決済が導入されました。
かつ、日本人の場合はポケベル→ガラケー→スマートフォンと順々にデバイスが進化していきましたが、中国の場合はポケベルとかガラケーをすっ飛ばして最初からスマートフォンが普及していった。
ATMの普及も中国ではそこまで浸透していません。
*日本はどこにでもATMありますからね。
つまり、スマートフォンに最適化された決済の導入を進めやすかったんです。
逆に日本はATMはそこら中にあるわ、偽札ってあまり出回らないわ、電子決済っていくら使ったかわかならないとかで、一般消費者がQRコード決済を推進するモチベーションがないわけです。
そりゃ、すぐにはPayPay普及しないわな。
みなさん、あれからPayPay使ってますか???
今実はこの電子決済分野、かなり群雄割拠です。とてつもないデータ争奪戦が行われている訳です。
この話はまた別の章でお伝えしたいと思います。
インバウンド関連の企業(媒体)
BATという3皇以外にも、いわゆる七武海クラスの猛者たちが中国にはどんどこひしめき合っています。いわゆるユニコーン企業ってやつです。
以下、インバウンド従事者であれば知っておくと良いとされる媒体を簡単に列挙しておきますね。
評判良かったらもっと深掘りして各アプリ紹介していきます。
- 大衆点評
中国版食べログとも呼ばれる口コミアプリ。
総ダウンロード数6億以上という、、、最近上場のニュースが流れました。
今、日本の小売店が猛烈に注目しているメディアです。インバウンドに従事するのであれば知っておかなくてはならない媒体です。
- 蚂蜂窝 (Mafengwo)
中国版TripAdvisorと呼ばれる旅行特化の口コミアプリ。
ユーザー数1億超え。旅行系に従事するならまず知っていおいて損はないメディア。
- Red (小紅書)
これはSNS(特にInstagram)とECが一つになったアプリです。
残念ながら詳細データはあまり転がっていないですし、あったとしても正しい情報である確約がわからないのでご紹介だけ。ただ、越境ECに従事するのであれば注目しておいて間違いない媒体です。
*越境ECってなんだ?って人ごめんなさい。別途おまとめします。
- ofo
これは中国のシェアサイクルですね。どこでも自転車に乗れてどこでも乗り捨てが可能。日本でも、徐々にシェアサイクルが浸透してきてますよね。試験運用も始まっているみたいです。
とかとか。中国版Uber eatsとかも、七武海だけに7つくらいピックアップしたかったのですが、今回はここまでとします。
あと、これらの七武海は3皇のいずれかの傘下に入っているケースが多いです。もちろんどこの傘下にも入っていない企業もありますが、そういうところは独立系と呼ばれています。
ちなみに中国ビジネスをお考えの場合は、資本関係の理解は日本より重要ですので、頭の片隅にどーぞ。
中国人ブロガーあらためKOL
今日お伝えしたいのって、これなんですよ。日本のブロガーって主に、ブログ書いてアフィリエイトリンクもしくは、Google Adsense貼って収益を得るスタイルですよね???後はタイアップ広告とかかな。サロンとか情報商材もありますね。
中国では少し違います。それに”ブロガー“とも呼びません。
KOLと呼ばれています。Key Opinion Leader。
もうね、彼ら彼女らはすごいです。1日で1億とか2億を平気で稼ぎ出します。
では、どのようにして稼いでいるのか?
KOLの収益源
もちろん、日本同様、アフィリエイトやGoogle Adsense的なものもあります。
しかし、最近主流になり始めているのはメーカー商品を買い取って個人で商品販売を行っています。
“せどり”とは若干異なるというか、これは少し境界線が曖昧です。転売というよりも、メーカーや卸から直接仕入れてますからね。
では、それをどうやって告知しているのかというと、ブログやSNSによる告知のほか、”ライブ配信“がある訳です。動画を活用し、商品を告知、そのまま自分のECサイトに誘導して購入させるという手法です。タオバオとかね。
これが今中国で爆発的に広まっている。
そして、中国には毎年11月11日に行われる独身の日と呼ばれるECの祭典があるわけですが、この時がKOLの最も稼ぎ時な時期で、1日で数億円の売上を作り出します。
もうね、プロモーションやマーケティングに従事している身としては、こんなパワープレイありなんですか?って感じです。しかもEC直結なら費用対効果も追いやすすぎるでしょ。。。
中には体制がもう整っていて、返品なしでやってくれるところもありますからね。。。
いやはや、、、凄すぎる中国。
最後に...
いかがでしたでしょうか?中国のメディア事情を1記事ではまとめるのは今の私にはスキル不足であると感じました。でも、日本と中国のブロガーというかインフルエンサーの主な違いや、中国の勢いって凄いんだよってことをお伝えしたく記事にした次第です。
日本だと、、、そうですね。メルカリくらいですか。
ただ、そんなメルカリもウェストブルーで撤退を余儀なくされていますからね。
事業自体は問題ないのでしょうが、世論によって懸賞金は下がりそうです。
パパは懸賞金1ベリーくらいのくせに偉そうだね!
ご一読ありがとうございました。
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