どうも、こんにちはNovi Blogです。
今日はプロジェクト管理ひとり談議第4章-Webディレクターに必要なスキルって何?を書いて行こうと思います。それでは書いて行きましょう!!!
ちょっと待って!!!Webディレクターってスケジュール管理が仕事じゃないの?
そうだよ。今回はスケジュールを管理/調整するためのスキルについて書いていくんだ。
スケジュール管理の方法については過去記事書いているので、もし気になる方がいたらご覧ください。
の前にオススメの本の紹介だけしますね。プロジェクト管理とかWebの基礎知識を身に付けたい方は以下の本、オススメです。読みやすいですし。
Webディレクターの必要スキル
結論から申し上げると
- パワーポイント
- エクセル
- システム思考
この3つが使いこなせればWebディレクターは十二分に出来ます。
もちろん、Webディレクターと言っても企業によって様々な業務分掌によって規定はされているので一概には言えませんが、十二分に出来ます。
え?これだけで良いの?超ラクじゃん!
そう。誰だってなれるんだよ。(まぁ、覚悟は必要だけどね)
パワーポイント/エクセル
これは、アウトプット用に必要になります。
ページの遷移やオペレーションフローの作成、引いてはレポート報告など。まぁ、パワポで出来ることと、エクセルで出来ることって被ってる部分もあるので、得意な方を選んでください。
私の使い方としては
パワーポイント
全体のポンチ絵やレポート報告をするときに使っています。中にはエクセルだけのレポートしか出さないところもありますが、私は必ず考察を入れたいタイプなので、パワーポイントの方がお客さんも要点しぼって聞いてくれるし、ラクです。
エクセル
これは、シンプルなプロジェクトであれば、スケジュール監理もエクセルで事足ります。複雑になると専用の管理ツールとかあった方が良いですが。(例えばBacklogとか)
あとはページの繊維図や全体のサイト構成(ページ内リンクや外部リンクなど)、場合によってはオペレーションフローとか。
まぁ、ページ構成などはイラレとかフォトショ使えたら、それは素晴らしいWebディレクターだとは思います。ただ、シンプルなワイヤー作る程度であれば、、むしろエクセルで良いんじゃない?って感じです。
以下の画像くらいシンプルであれば専用のツールだとかも必要ありません。
*もちろん、ページごと、要素ごとにエクセルのシートを分けた方が良いですが、それもケースバイケースで良いと思います。大事なことは、”分かりやすく伝わること。認識を見える化”しておくことです。
システム思考 これが一番大事
実はこれが最も重要なWebディレクターのスキルだと感じます。Webディレクターをやっていると、嫌でもクライアントの無理難題が”ピュア“に降ってきます。“ピュア”っていうのはクライアントも悪気がないから。自分の発言が無理難題であることに気づいていないことが多いです。経験の少ないWebディレクターの場合、クライアントのピュアな意見をそのままコーディングする人(コーダー)に伝えたり、デザイナーに伝えたりしてしまいます。シンプルな構成であれば、無茶のしようもないですが、例えばデータベースが絡んでいる場合は、内容によっては、「データベースの構成からやり直さなければならない」なんてことになりかねません。
システム思考とは
簡単に言うと、“物事の全体感、そしてフロー図を描きながら”考えることです。
例えば、
eDMの運用を行うとして、2種類のeDMを顧客に送るとします、
*eDMって言うのはメルマガと思ってください。
◼️eDM送信対象者
- 商品購入履歴がある人
- 商品購入履歴のない人
◼️送信内容
- 商品購入履歴のある人:新商品の告知
- 商品購入履歴のない人:定番商品の割引情報
◼️送信タイミング
- 商品購入履歴がある人:◯月◯日 14:00
- 商品購入履歴のない人:同上
なんて、送信要件を固めるとします。そうするとクライアントからこう言われるのです。
「出来れば、商品購入履歴のある人に対して、お使いいただいている商品のお得情報も盛り込みたい。」
この時、新人にディレクターがやりがちなのが、「わかりました。確認します。」とクライアントに答え、いちいち関係者を呼んで「どうすれば良いですか?」と投げてしまいます。
関係者とすぐ会議するのは情報共有という意味では悪くないです。
でも素晴らしく良くないです。時間の無駄ですし、クライアントからの要望に対して少なくとも、一つ返事ではなく、上記のようなeDM送信対象者と送信内容、送信タイミングなどを事前にクライアントと握った上で、関係者と話さなくてはなりません。
つまり、クライアントから上記の打診があった際に、事前調整を行っておくことです。事前に交通整理をするために、変更箇所の影響度合を素早く頭でシミュレーションしながらプロジェクトを進めていく。
それがディレクターの仕事な訳です。
ですので、模範回答としては
◼️eDM送信対象者
商品Aの購入経験がある人
それ以外の商品購入経験がある人
商品購入履歴のない人
◼️送信内容
商品Aの購入経験がある人:新商品の告知と商品Aの割引情報
それ以外の商品購入経験がある人:新商品の告知
商品購入履歴のない人:定番商品の割引情報
◼️送信タイミング
商品Aの購入経験がある人:◯月◯日 14:00
それ以外の商品購入経験がある人:同上
商品購入履歴のない人:同上
と上記のように、事前にディレクター側で実施可否を考え、仕様をまとめた上で(クライアントと握った上で)関係者を招集することが望ましいです。その時にスケジュールへの影響度合いはどうかを実際に手を動かす人とすり合わせましょう。これは相手がコーダーであろうがデザイナーであろうが、一緒です。
当初の予定から変更点があった場合は、変更箇所と、それに付随する要件変更点をまとめおくのがディレクターの仕事です。
だって、コーダーだってデザイナーだって、安全に要件を実装することや、メッセージを適切に伝えることに注力しているのに、「とりあえずクライアントに言われたから相談に来ました」って来られたら、苛立ちしかないですよね。
*まぁ、中には通称テヘペロディレクターなんて言う愛嬌で乗り切るディレクターもいますが、、、わたしには可愛げがなかったので新人の時は良く丸投げ相談をして険悪になってしまったこともあります。
最後に...
いかがでしたでしょうか?今回は具体的なWebディレクターに必要なスキルについてお伝えしました。
システム思考については本当に簡単な例として上記をあげましたが、現実の世界では相当難易度の高い変更をピュアに言われたり、そしてスケジュールがギリッギリのタイミングで言われることが多々あります。そういう時でも基本に忠実に、「時間ないから口頭で」というのはWebディレクターは絶対にやってはいけません。
なぜなら、プロジェクトの安全性を著しく損ねる行為だからです。第1章でお伝えしました。Webディレクターは安全に納品するためにスケジュール管理を行っていくことが仕事であると。
皆さん、口頭が大好きです。だってラクですから。逆にいうと、それをテキスト化し、見える化することは面倒なんです。
でも
それを見える化させるのがWebディレクターなんですよってことで今回の第4章を締めたいと思います。
あ、ママが帰りに牛乳買ってきてって言ってたよ。
ラインで用件を送るように伝えてくれるかな?テキストに残してもらわないと。
またママが不機嫌になるよ!!!
ご一読ありがとうございました。
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